少ない時間で効率を上げる勉強方法

サラリーマンにとって、資格の取得はキャリアアップに役立つものだ。
そこで、普段忙しい中でいかに効率良く勉強するかが鍵となるだろう。
まず心得ておくことは、資格のための勉強は決して学問を追求するものでも、知識を深めるためのものでも無いということだ。
学業とは違い、あくまでも資格取得のために必要な点数を取ることが目的となる。
それを前提として少ない時間をどう使うのかを考えることが必要だ。

少ない時間を使う場合、まずノートにまとめるのは避けるべきこととなるだろう。
通常ならば書いて覚えるというのがセオリーとなるが、時間を考えるとノートにまとめる時間は無駄だ。
暗記ものはとにかく繰り返しが大切になってくる。
例えば、英単語なら通勤時間に繰り返し音声データを聴くことが効果だ。
また、教本などを網羅的にひと通り手掛けるのも非効率的と言える。
テストは出題される範囲と傾向がある程度決まっているからだ。
その場合、点数を稼げる範囲に絞って取り組むことが効率的だろう。

さらに問題集などは1冊だけを繰り返し使うと良い。
心境としては他の問題集から似たような問題が出たらと心配になるものだ。
けれども、そう考えると何冊も手をつけなくてはならなくなる。
最も効率の良い方法は過去の問題集を1冊選んで、それを何度も繰り返すことだ。

さらに大切なことは、スポーツ選手などのように基礎を徹底して勉強するのは無駄だということだ。
応用問題に取り組みながら、それに必要な基礎を同時に覚えることが効率的に時間を使うポイントになるだろう。